20代・第二新卒にキャリアコーチングは必要?(無料の窓口と料金の比べ方)
結論
20代・第二新卒なら、まず無料の窓口が使えます。卒業後おおむね3年以内なら新卒応援ハローワーク、正社員を目指すおおむね35歳未満ならわかものハローワークが、厚生労働省の若者向け支援として用意されています。
有料のキャリアコーチングは、公式で確認できた総額が最安で約11万円(2回)からです。貯金が少ない時期にローンで数十万円を払うのは慎重に考えてください。
国民生活センターは、就活の不安につけ込む高額な契約の相談事例を公表し、「その場で契約しない」ことを呼びかけています。
20代・第二新卒にキャリアコーチングは必要?
「入社して1〜2年だけど、このままでいいのか分からない」「第二新卒で転職したいけど、何が向いているか分からない」。そんなときに、キャリアコーチングの広告を目にすることがあると思います。
結論から言うと、20代・第二新卒は無料で使える窓口が多い年代です。有料のキャリアコーチングを考えるのは、無料の窓口で整理しても決めきれなかったときで十分です。理由は3つあります。
- 厚生労働省が若者向けに専門のハローワークを用意している
- 有料のキャリアコーチングは、最安でも総額11万円前後かかる
- 20代の就職・転職の不安につけ込む高額契約のトラブルが報告されている
20代・第二新卒が使える無料の窓口は?
厚生労働省の「若者への就職支援」のページでは、主に3つの施設を案内しています(2026年11月1日確認)。
| 窓口 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 新卒応援ハローワーク | 就職活動中の学生・生徒と、卒業後おおむね3年以内の人 | 就職活動の支援。留学経験者も相談可 |
| わかものハローワーク | 正社員を目指すおおむね35歳未満の人(主にパート・アルバイトで働く人) | 正社員就職の支援 |
| 地域若者サポートステーション | 働いておらず、働き始める一歩を踏み出せずにいる人 | 就労の支援 |
ほかに、年齢を問わず使えるキャリア形成・リスキリング支援センター(在職者も相談可)や、ジョブ・カードで経験を整理する方法もあります。使い分けは無料のキャリア相談で足りるケースで説明しています。
第二新卒で今の会社に在籍しながら考えたい人は、在職者も対象のキャリア形成・リスキリング支援センターが使いやすいでしょう。
有料のキャリアコーチングはいくらから?
当サイトが公式で総額を確認できたプランを、安い順に一部並べます(入会金込み・税込・2026年11月1日確認)。
| サービス・プラン | 回数・期間 | 総額 |
|---|---|---|
| きづく。転職相談 強み発見 | 2回・10日間 | 110,000円 |
| きづく。転職相談 キャリアデザイン | 5回・60日間 | 253,000円 |
| キャリート キャリアデザインコース | 6回・60日 | 294,000円 |
| キャリパト(設計・実践) | 5回・90日間 | 330,000円 |
20代の手取りを考えると、どれも小さくない金額です。「まず2〜6回の少ないプランで、自分に必要かを確かめる」ほうが、いきなり長期プランを契約するより負担を抑えられます。年齢で料金が変わるサービスは、今回の確認範囲では見当たりませんでした。全プランは料金比較表にあります。
20代が気をつけたい高額契約は?
国民生活センターは、就職・転職の不安につけ込む契約について注意を呼びかけています。
- 2023年5月17日:学生の就活の不安につけ込むトラブル。約50万円の契約で、解約料として20%を求められた事例などを紹介。「安易にクレジットの高額決済や借金をしないようにしましょう」と呼びかけています。
- 2025年3月11日:「無料」のセミナーに参加したつもりが、入会金15万円+約40万円、総額80万円近くの就活サポート契約に至った事例。「その場で契約しない」「はっきり断る」ことを呼びかけています。
どちらも特定のキャリアコーチング会社についての資料ではありませんが、20代が無料相談・無料セミナーに参加するときの注意点として役立ちます。
- その場で申し込まない(書面を持ち帰って、翌日以降に決める)
- 「今日だけ入会金無料」でも、割引なしで払える総額かで判断する
- ローンの審査で事実と違う申告をしない(2025年の資料には、仕送りを年収に含めるよう指示された事例があります)
- 困ったら消費者ホットライン「188」へ
分割払いの考え方は分割払い・ローンの注意、返金の考え方は解約・返金と特定商取引法にまとめています。
20代・第二新卒は、どの順番で進めればいい?
- 経験を書き出す:ジョブ・カードで、学生時代と入社後の経験を整理する(無料)
- 向いていることのヒントを集める:厚生労働省のjob tagで職業興味検査などを試す(無料。自己分析の記事)
- 若者向けの窓口で相談する:新卒応援ハローワーク、わかものハローワーク、キャリア形成・リスキリング支援センター(無料)
- それでも決めきれなければ、有料の無料相談を2社以上:少ない回数のプランの総額・返金条件を書面で比べる
- 方向が決まったら求人探し:転職エージェントやハローワーク(無料。コーチングとエージェントの比較)
第二新卒の転職で、コーチングが役立つのはどんなとき?
有料にする意味があるのは、次のようなときです。
- 「辞めたい」理由が仕事の内容なのか、職場の人間関係なのか、自分でも分からない
- 何社か転職エージェントに相談したが、勧められる求人に納得できない
- 短期間で辞めることになった理由を、自分の言葉で説明できるようにしたい
反対に、行きたい職種がはっきりしていて、書類や面接の準備がしたいだけなら、無料の転職エージェントやハローワークで足りることが多いです。辞めるかどうか自体を迷っている人は、辞めるか迷うときの判断基準も読んでみてください。
条件を入れて各社を並べたいときは、トップの料金診断で「年齢層:20代」を選んでください。予算が10万円までなら、診断は無料の公的相談を先に勧めます。
20代が無料相談・無料セミナーで聞くことは?
有料サービスの無料相談やセミナーに参加するなら、次の質問をメモして持っていくと、その場の雰囲気に流されにくくなります。
- 入会金を含めた税込の総額はいくらか(割引なしの場合も)
- 回数・1回の時間・期間はどれくらいか
- 返金・解約の期限はいつで、起算日はいつか
- 分割にした場合の金利と支払総額はいくらか
- 今日決めなかった場合、何か不利になることはあるか
5つ目の質問に「今日だけ」と答えられたら、いったん持ち帰るサインです。20代は、ほかの年代に比べて貯金が少なく、ローンの審査も通りにくいことがあります。分割で払える額ではなく、一括で払える額を予算の上限にすると、無理のない判断になります。
全項目の一覧は無料カウンセリングで聞くこと15項目にあり、印刷して使えるチェックシートはトップの料金診断のあとにメールで受け取れます。
第二新卒で「すぐ辞めた」ことが不安なときは?
短い期間で辞めた経験は、多くの人が気にする点です。ただ、大事なのは期間そのものより、辞めた理由と、次に何を大事にしたいかを説明できるかどうかです。
この整理は、ジョブ・カードで経験を書き出し、新卒応援ハローワークやわかものハローワークで相談するだけでも進められます。どうしても一人で言葉にできない場合に、少ない回数の有料コーチングを使う、という順番で十分です。
よくある質問
- 第二新卒でも新卒応援ハローワークを使える?
- 厚生労働省の若者向け就職支援のページでは、新卒応援ハローワークの対象を「就職活動中の学生・生徒と、卒業後おおむね3年以内の人」としています。卒業から3年ほどなら対象になる可能性があるので、近くの窓口に確認してください(2026年11月1日確認)。
- わかものハローワークは何歳まで?
- 同じページで、正社員での就職を目指すおおむね35歳未満の人を支援する専門のハローワークとされています。主にパート・アルバイトで働いていて、正社員を目指す人が想定されています。
- 20代でキャリアコーチングに数十万円払うのはあり?
- 目的と貯金次第です。公式で総額を確認できた最安は、きづく。転職相談の強み発見(2回)で入会金込み110,000円でした。無料の窓口で整理しても決めきれない場合に、少ない回数のプランから検討すると負担を抑えられます。
- 無料セミナーから高額契約に誘われたら?
- その場で契約せず、書面を持ち帰ってください。国民生活センターは2025年3月11日、無料セミナーから入会金15万円+約40万円、総額80万円近くの就活サポート契約に至った事例を公表しています。困ったら消費者ホットライン188に相談できます。
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出典・確認した情報
- 厚生労働省 若者への就職支援(新卒応援ハローワーク・わかものハローワーク・サポステ)(2026-11-01確認)
- 国民生活センター「“無料”セミナーだけのつもりが…高額な就活サポート契約にご注意!」(2025年3月11日)(2026-11-01確認)
- 国民生活センター 学生の就活の不安につけ込むトラブル(2023年5月17日)(2026-11-01確認)
- 厚生労働省 ジョブ・カード制度総合サイト(2026-11-01確認)
- きづく。転職相談 公式(2026-11-01確認)